AI-BOX Tbox ambientの固定パーツを自作してみた(その1)【JLC3DP】
真夏の灼熱の車内でも使用可能なプラスチックパーツをJLC3DPで作ってみた話です!
AI-BOXとは
AI-BOXというガジェットをご存知でしょうか?
AI-BOXとは車のAppleCarPlayのシステムを利用してナビをAndroidタブレット化できるアイテムのことです。
多くの車では車載システムにインストールできるアプリは限られており、YouTubeやAmazonプライムビデオなどのアプリは利用することができません。
AI-BOXを利用すればGooglePlayストアから好きなアプリをインストールして利用する事が可能になります。
自分はその中でもハイスペックかつコスパに優れると評価の高いCarlinkit Tbox Ambientを購入しました。
安さ優先でアリエクスプレスで購入しましたが、利用国別に複数の種類があり迷いました。
またそもそも海外通販は配送トラブルに見舞われる可能性もあるため、セールを狙ってAmazonで買うのがいいと思います。
Tbox ambientを固定する為のパーツを自作する
自分のヤリスクロスの場合、データ通信用のUSBが少し高めの場所にあり、ケーブル短いとがぶら下がってしまいます。
また長めのケーブルを使用してもコンソールのスペースを占有してしまいます。
そこで、Tbox ambientを両面テープで固定する為のブラケットを作成することにしました。
モデリング
まずはノギスやRゲージで寸法を計りながらFusion360でTbox ambientをモデリングします。
次にモデリングしたTbox ambientに合わせて固定用ブラケットをモデリングします。
(久しぶりのモデリングなので不細工なのは御愛嬌🙏)
寸法ぴったりに作るとスルスル抜け落ちてしまうので少し干渉するようにキツめに作成しました。
底の部分はヒートシンクになっているのでくり抜いています。
自宅の3Dプリンターで試作
作成した固定用ブラケットの寸法確認の為、自宅の3Dプリンターで印刷してみます。
無事印刷が完了しました。
今回は寸法確認が目的なので扱いやすいPLAを使いました。
Tbox ambientを装着してみました。
程よい抵抗感でハマり、とてもいい感じです。
涼しい環境で使用するならこれで十分ですが夏の車内は70℃を超える高温になる為、PLAでは溶けてしまいます。
そこで今回はJLCPCBの3Dプリントサービスを利用してエンジニアリングプラスチックで作成します。
JLCPCBのMJFナイロンプリントで最終製品を作成する。
寸法確認まで完了しましたので、JLCPCBで外注します。
今回採用した材料はMJFプリントの PA12 HPナイロンです。
この素材には以下のような特徴があります。
- 熱に強い。(熱変形温度:175℃)
- 靱性に優れ、衝撃や曲げに強い。
- 耐薬品性に優れる。
- 安い!
また黒色に染めてくれるので黒基調の車内にもうまく溶け込む仕上がりになると思います。
モデルは14.67㎤で6.68ドルでした。
しかし今回はお得なクーポンを利用したので送料手数料コミコミで3.51ドルでした。
お得なクーポンの貰い方は以前のブログで紹介していますので、ご一読いただけるとHiNATAが喜びます。
また詳しい発注の方法についても過去にブログで紹介していますのでご一読いただけると喜びます。HiNATAが。
続きは次回
現在はJLCPCBからプリント品が届くのを待っている状態です。
データの審査に1日、製造に3日、配送に1週間(お金を出せば最短2日)といった具合ですのでとても早いスピード感です。
また実を言うとまだヤリスクロスも納車されていません()
6月15日に納車予定ですのでその日はHiNATAがXでうるさく呟くと思いますので大目に見てください🙏
メーカーいわく適合確認は出来ていますが、これでそもそもAI-BOXが利用できなかったらかなりショックです。
と言うわけで今回はここまでになります。
次回はMJFプリント品のレビューと車への取り付けについて書こうと思っておりますのでそちらもお読みいただけると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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