HiNATA13638705’s blog

こんにちは。 HiNATAです。 有益なこと、無益なこと、気の向くままに書いていきます。 主にものづくり系。 ※アフィリエイトリンクを使用しています。

ヤリスクロス専用燃料キャップホルダーを作ってみた!【JLC3DP】

JLC3DPで車の燃料キャップホルダーを製作した話です。

 

僕の車の小さな問題点

私は現在日本で2024年モデルのヤリスクロスに乗っています。

日本国内よりもヨーロッパでの売り上げが多いトヨタの世界戦略車種です。

日本版は比較的安価でデザインも良くまたBセグメントSUVであることから、大型のSUVより取り回しが良く視線が高いので運転もしやすいとてもいい車です。

 

しかし少しだけ気になる小さな欠点が一つあります。

燃料キャップを置くホルダーがないことです。

 

ワイヤーをかけるフックはあるのですが非常に使いにくく、またそのまま給油キャップをぶら下げるとボディに傷が付くだけでなく、樹脂製のフェンダーがガソリンで変質してしまう可能性があります。

 

サードパーティ製のホルダーも販売されていますが、両面テープで車体に直接貼り付けるタイプで車種専用設計のものはありません。

そこで今回は3Dプリンターで燃料キャップホルダーを自作することにしました。

既製品を参考に設計

まずはサードパーティの既製品を参考にホルダーを設計します。

参考にした製品は両面テープで車体に直接貼り付けるタイプで、会社の同僚から頂いたものです。

多分これ↓↓↓

 

ここまでの段階で自宅のFFFプリンターで試作をしてみます。

寸法を少しずつ調整して給油キャップがしっかりハマるモデルに仕上げていきます。

 

次にホルダーを固定するためのフックをモデリングします。

 

モデリングが完了したら自宅のプリンターで試作をして形状と正しく機能することを確認します。

 

JLC3DPで最終製品を発注

JLC3DPにモデルを入稿し発注します。

jlc3dp.jp

 

今回はMJF12ナイロンを選択しました。

理由は以下の通りです。

  • 耐油性があり、ガソリンで変質しにくい。
  • 耐熱性が高く、真夏の暑さなどで変形しにくい。

jlc3dp.com

 

届いた造形品の確認と取り付け

発注から1週間で日本の自宅に届きました。

歪みもなく綺麗に造形されています。

 

実際にヤリスクロスに取り付けてみました。

 

フレームにしっかりハマり、キャップも安定してホールドできました。

 

MJF 12ナイロンは価格も安く耐熱性や耐油性に優れていますので、自動車の最終製品として利用することができました。

 

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AI-BOX Tbox ambientの固定パーツを自作してみた(その2)【JLC3DP】

真夏の灼熱の車内でも使用可能なプラスチックパーツをJLC3DPで作ってみた話です!

 

 

前回までの内容

前回までの流れについては下記URLから読んで頂けると嬉しいです。

hinata13638705.hatenablog.com

 

JLC3DPから届いた造形品の確認

これがJLC3DPのMJFで製造された造形品です。

MJFの製造時間は約72時間。

OCSの配送が1週間(最長2週間)。

 

発注からたったの10日で深センの工場から自宅に届きました。

 

表面はサラサラした手触りで、黒染めもムラなく仕上がっています。

2mm厚で平らな面が多いモデルですが歪みもなく仕上がっています。

よく見ると少し積層跡がわかります。

 

少しだけ表面に粉が残っているので、エタノールを含ませたキムワイプで軽く拭き上げました。

 

寸法精度はだいたいこんな感じです。単位はmmです。

全体的に少しモデルが太るようですが、全て+0.3mm以内に収まっており用途にもよりますがそこまで寸法公差は気にしなくても良さそうです。

 

取り付け

今はこんな感じでAIBOXがコンソールボックスに直接置いてあります。

 

造形品を自動車内装用の両面テープでコンソールの平らな面に貼り付けます。

 

スッキリしました!

MJF 12ナイロンなので、真夏の車内環境でも熱で歪むことはありません!

 

まとめ

以上JLC3DPのナイロンプリントでAI-BOXの固定パーツを作ってみた話でした!

このくらいのサイズのパーツであればクーポンを活用してほぼ送料のみの値段で発注できるので色々活用できそうです。

またMJF 12ナイロンは靭性に優れ耐熱性があるので、自動車用パーツとしても利用できました。

ここまでお読み頂きありがとうございました!

 

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AI-BOX Tbox ambientの固定パーツを自作してみた(その1)【JLC3DP】

真夏の灼熱の車内でも使用可能なプラスチックパーツをJLC3DPで作ってみた話です!

 

 

AI-BOXとは

 AI-BOXというガジェットをご存知でしょうか?

AI-BOXとは車のAppleCarPlayのシステムを利用してナビをAndroidタブレット化できるアイテムのことです。

 

多くの車では車載システムにインストールできるアプリは限られており、YouTubeAmazonプライムビデオなどのアプリは利用することができません。

AI-BOXを利用すればGooglePlayストアから好きなアプリをインストールして利用する事が可能になります。

 

自分はその中でもハイスペックかつコスパに優れると評価の高いCarlinkit Tbox Ambientを購入しました。

安さ優先でアリエクスプレスで購入しましたが、利用国別に複数の種類があり迷いました。

またそもそも海外通販は配送トラブルに見舞われる可能性もあるため、セールを狙ってAmazonで買うのがいいと思います。

 

Tbox ambientを固定する為のパーツを自作する

 自分のヤリスクロスの場合、データ通信用のUSBが少し高めの場所にあり、ケーブル短いとがぶら下がってしまいます。

また長めのケーブルを使用してもコンソールのスペースを占有してしまいます。

そこで、Tbox ambientを両面テープで固定する為のブラケットを作成することにしました。

 

モデリング

まずはノギスやRゲージで寸法を計りながらFusion360でTbox ambientをモデリングします。

 

次にモデリングしたTbox ambientに合わせて固定用ブラケットをモデリングします。

(久しぶりのモデリングなので不細工なのは御愛嬌🙏)

 

寸法ぴったりに作るとスルスル抜け落ちてしまうので少し干渉するようにキツめに作成しました。

底の部分はヒートシンクになっているのでくり抜いています。

 

自宅の3Dプリンターで試作

作成した固定用ブラケットの寸法確認の為、自宅の3Dプリンターで印刷してみます。

 

無事印刷が完了しました。

今回は寸法確認が目的なので扱いやすいPLAを使いました。

 

Tbox ambientを装着してみました。

程よい抵抗感でハマり、とてもいい感じです。

 

涼しい環境で使用するならこれで十分ですが夏の車内は70℃を超える高温になる為、PLAでは溶けてしまいます。

そこで今回はJLCPCBの3Dプリントサービスを利用してエンジニアリングプラスチックで作成します。

 

JLCPCBのMJFナイロンプリントで最終製品を作成する。

 寸法確認まで完了しましたので、JLCPCBで外注します。

今回採用した材料はMJFプリントの PA12 HPナイロンです。

この素材には以下のような特徴があります。

  • 熱に強い。(熱変形温度:175℃)
  • 靱性に優れ、衝撃や曲げに強い。
  • 耐薬品性に優れる。
  • 安い!

jlc3dp.jp

 

また黒色に染めてくれるので黒基調の車内にもうまく溶け込む仕上がりになると思います。

 

モデルは14.67㎤で6.68ドルでした。

 

しかし今回はお得なクーポンを利用したので送料手数料コミコミで3.51ドルでした。

お得なクーポンの貰い方は以前のブログで紹介していますので、ご一読いただけるとHiNATAが喜びます。

hinata13638705.hatenablog.com

 

また詳しい発注の方法についても過去にブログで紹介していますのでご一読いただけると喜びます。HiNATAが。

hinata13638705.hatenablog.com

 

続きは次回

 現在はJLCPCBからプリント品が届くのを待っている状態です。

データの審査に1日、製造に3日、配送に1週間(お金を出せば最短2日)といった具合ですのでとても早いスピード感です。

 

 また実を言うとまだヤリスクロスも納車されていません()

6月15日に納車予定ですのでその日はHiNATAがXでうるさく呟くと思いますので大目に見てください🙏

メーカーいわく適合確認は出来ていますが、これでそもそもAI-BOXが利用できなかったらかなりショックです。

 

と言うわけで今回はここまでになります。

次回はMJFプリント品のレビューと車への取り付けについて書こうと思っておりますのでそちらもお読みいただけると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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JLCPCBに3Dデータを共有したらめっちゃクーポンをもらえた話【JLCPCB3Dプリントサービス】

 JLCPCBでクーポンを大量にゲットできたので、詳しく方法を解説します!

 

 

 

JLCPCBの3Dモデル共有サイト

 皆さんは作成した3Dデータはどうしてますか?

実はJLCPCBにはThingiverseやPrintablesのような3Dモデルの共有サイトがあります。

jlc3dp.jp現在はまだ登録されているモデルも少ないですが、CCライセンス表示にもしっかりと対応したサイトです。

また、ユーザーが登録した3DモデルをそのままJLC3DPの3Dプリントサービスで発注することができるといった特徴があります。

 

3Dモデルを共有すると1つにつき7ドル=約1,100円のクーポンがもらえる!

現在、3Dモデルを共有すると1モデルにつき1枚JLC3DPで使える7ドルのクーポンがもらえるキャンペーンを実施しています。

jlc3dp.jp

現在は円安の影響もあり、1ドル157.2円で計算すると1,100円にもなります。

しかも1ユーザーにつき20回まで1モデルアップするたびに7ドルもらえるので最大で22,000円も貰えちゃいます!

 

実際にモデルをアップしてみた!

 

 まずは画像の赤丸の”Upload”をクリックしてアップロードページにアクセスします。

 

これは自分が実際にアップロードした際の画面です。

MJFナイロンで印刷する自動車用パーツをアップロードしてみました!

最低2枚の画像ファイルと1つの3Dデータをアップロードする必要があります。

タイトルと説明文は英語で記入する必要がありますが、JLCPCBを使いこなしている皆さんにとって特に難しいこともないでしょう。

 

カテゴリーを選択し、任意のタグを付けます。

”Model Origin”では自作のデータなのかリミックスなのか転載なのかを選択する必要があります。今回はオリジナルのデータなのでNew original modelを選択します。

”Download”では他のユーザーがデータをダウンロードする事を許可する場合はチェックを入れます。

最後にCCライセンスを選択します。

リミックスと転載の場合はオリジナルのライセンスに従って選択する必要があります。

 

CCライセンスについてはこちら↓

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

 

 

 モデルのレビューが終了するとモデルが公開され、マイクーポンに7ドルのクーポンが追加されていました!

自分の場合はレビューの終了に登録から3日かかりました。

またクーポンの有効期限は1ヶ月間でした!

 

注意点

 最後に注意点を下記にまとめておきます。

  • アップロードできるファイルの拡張子はSTL、STP、STEP、OBJ、JPG、PNGのみ。
  • モデルは3Dプリントが可能である必要があります。
  • 自分で作ったデザインもしくは作成に関わったモデルのみアップロードできます。
  • 帰属表示をしっかりすればオープンソースコピーレフトのモデルもアップロードOK!
  • エッチなモデルはアップしちゃダメ!
  • 銃などの武器もアップしちゃダメ!
  • ThingiverseやPrintablesなど外部ダウンロードサイトへの誘導はダメ!
  • 同じモデルを何回もアップしちゃダメ!
  • クーポンが発行されたら少なくとも3ヶ月はモデルを削除しちゃダメ!
  • クーポンを貰えるのは1ユーザー20枚まで。
  • クーポンは1回の注文につき1枚のみ使えます。

 

自分はもうすでに3枚頂きましたw

あと17枚はもらえますwww

 

以上、3Dデータを共有したらめっちゃクーポンをもらえた話でした!

 

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個人も1点からOK!株式会社かねよしで板金部品をオーダーしてみた!!

HiNATAです。今回は板金部品を外注してみたのでそのレポになります。

ちなみに資金提供や有償依頼ではないので忖度なく書きますw

 

  • 個人が使える板金サービスの現状。
  • 発注の流れ(個人の場合)
    • 見積依頼
    • 見積りの確認
    • 発注依頼
    • 受領
    • 代金支払い
  • まとめ

 

個人が使える板金サービスの現状。

 プリント基板や3Dプリントパーツは個人でもJLCPCBやALLPCBなど中国で低価格かつ気軽に製作できるサービスがたくさんあります。

 

 では板金パーツはどうでしょう。

 

個人で買える安価なレーザー加工機もありますがその多くは金属の加工には使用できません。

金属の加工ができるものは高価で一般家庭に導入するのは現実的ではありません。

(導入しちゃうすごい人もいますが...)

曲げ加工や溶接も家庭では難しい事が多いと思います。

 

↓この手のダイオードレーザーで加工できるのは木材や黒いアクリル板が限界です。

 

 

 

 

ロボット製作や自作3Dプリンター製作に欠かせない板金パーツを1枚から作ってくれるサービスは意外と少ないです。

有名なサービスにミスミが提供するmeviyがあります。STEPファイルをアップロードすれば自動で見積もりを算出してくれる便利なシステムですが、こちらは個人での発注はできないのが現状です。(住所の登録さえしっかりできれば個人事業主として利用出来ますが。)

ミスミのmeviy:機械部品調達のAIプラットフォーム|板金加工・切削加工の即時見積もり| meviy(メビー) | ミスミ

 

その他国内の板金加工業者は多くありますが、個人で1枚から受け付けてくれる業者は多くありません。

 

今回紹介する株式会社かねよしは1枚から発注できて、全国に配送してくれるという点で、個人メイカーの強い味方となる存在だと思います。

また、かねよしではアクリルや木材、紙、多くの業者が断る銅や真鍮など多くの素材を取り扱っているのもおすすめできるポイントです。

かねよし公式HP:金属のレーザー切断加工・曲げ加工・溶接加工なら|株式会社かねよし

 

自分は過去に2回ほど利用したことがあるのですが、個人メイカーのコミュニティではあまり名前を聞かないので、情報共有の意味も兼ねてブログにまとめてみました。

 

発注の流れ(個人の場合)

発注の流れですが、ミスミのmeviyを使い慣れてる人にとっては少し煩雑に感じるかもしれません。

 

見積依頼→見積額確認→発注依頼→受領→代金振込と良くも悪くも昔ながらの発注フローです。

最近ではX(旧Twitter)のDMからも依頼できるようですが、今回は素直にお問合せフォームから発注していきます。

かねよし公式X :⚙️株式会社かねよし🔩 @埼玉 (@kaneyoshi_da) / X

 

見積依頼

まずはかねよしのHPにあるお問合せフォームを開きます。

すると下画像のような入力フォームが出てくるので1つずつ入力していきます。

1つずつ解説していきます。

 

初めての方/2回目以降

当てはまる方を選択します。自分は過去に利用したことがあるので2回目以降を選択しました。

 

お問い合わせ項目

今回は見積り依頼なので見積りを選択します。

 

お問い合わせ内容

ここがメールの本文になります。

下記のポイントを明記しておくことが重要です。

  • 名前、連絡先(メールアドレスや電話番号)
  • 材質、数量、何に使うか
  • 納期(特に希望がない場合はその旨を書く)

下記は自分の記入例です。

 

名前と申します。

お世話になっております。

 

お見積もりをお願いしたくご連絡いたしました。

 

個人で金属ケース用のパネルを1枚製作したいと考えております。

板厚は2mmで材質はSUS(2B)かSECCのどちらかで検討しております。

 

plateAとplateBの2種類のデータを添付いたしました。

それぞれSUS(2B)とSECCで製作した場合のお見積もり(合計4パターン)をお願いいたします。

 

また、概算で構いませんので下記住所への配送料を教えていただけるとありがたいです。

 

 〒123-4567

 群馬県〇〇市〇〇町〇〇番地〇

 

同様に納期についても教えて頂けますと幸いです。

こちらから納期の希望はありませんが、早いと助かります。

 

よろしくお願いいたします。

 

名前

Mail:メールアドレス

TEL:電話番号

 

図面

図面を添付します。

正確な図がなくても手書きのいわゆるマンガでも受け付けてくれるようです。

自分はPDFの図面と、外形線のみのDXFファイルの2種類を添付しました。

↑添付したPDF。Fusion360で作成しました。

 

御社名,御社名(フリガナ),部署名

個人なので今回は空欄にしておきます。

 

お名前,お名前(フリガナ),メールアドレス

自分の名前とフリガナ、メールアドレスを入力します。

ちなみに個人では支払い方法は銀行振込のみです。口座の名義と同じ名前にしておきましょう。

 

ここまで入力したら、ページ下の送信ボタンをクリックします。

するとすぐに自動返信の確認メールが届きます。

ここまできたらあとは返信を待ちましょう。

2営業日以内に対応してもらえるようです。

 

続きを読む

【意外と簡単】Switchのプロコンの外装を交換してみた!

お久しぶりです。HiNATAです。

今回はNintendo  Switchのプロコンの外装を交換してみたのでご紹介します。

 

・色変えたくね...?

 みなさん、 Switchやってますか?

自分はゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダムにどハマりしてます。

スクラビルドが楽しすぎて正直ほとんどゼルダを探してません。

 

 

 

ティアキンと合わせて純正プロコンを購入して不具合もなく快適に使用しています。

現状大きな不満はないのですが、ふと地味な見た目のプロコンの色を変えてみたいなと思い立ちました。

 

 

・材料の入手

 ステッカーは見栄えが悪いですし、塗装は手間です。

何かいい方法が無いかと調べてみると、色替え用の外装が販売されているようです。

↓こういうやつです。

 

・分解&組替え

 早速作業していきます。

これが今回分解されてしまう哀れなプロコン君です。

純正の半透明なデザインも好きですが、生まれ変わってもらいます。

 

 

これが外装です。開けます。

 

 

開けました。紺色を選んでみました。

ドライバーとネジのセットと説明書が入っています。

 

 

説明書です。

なんか色々買いてあります。

気にせず進めます。

 

 

ボタンも買いました。オレンジ色です。

 

 

開けました。

これにもドライバーとネジが入っています。

 

 

まずはグリップを固定しているネジを外して脱がします。

 

 

脱げました。

靴下みたいです。

 

 

赤丸部分のネジを外して背面のカバーを外します。

 

 

開きました。

カニの甲羅みたいですね。自分カニ味噌って苦手なんですよね。

 

 

左側から持ち上げてバッテリーを外します。

 

 

赤丸部分のネジを外します。

そろそろどれがどこのネジかわからなくなりそうです。

 

 

こんな感じで分解できます。

リボンケーブルで繋がってるので引きちぎらないように気を付けます。

 

 

前面の基板に繋がってるコネクタの黒いツメを起こすとケーブルを外すことができます。



赤丸部分のネジを外して分解終了です。

 

外れました。

 

 

交換したい外装に同じく交換したいボタンを嵌めていきます。

ホームボタンのみ一部オリジナルのパーツを使用します。

似たようなボタンばかりで迷いますが、ハマるところにしかハマらないようになってます。

 

 

シリコンのパーツを被せてこのパーツは一旦置いておきます。

 

 

次にL,Rボタンを外します。

ここは簡単に外せます。

 

 

次にZL,ZRボタンを外すためにピンを抜きます。

指で抜けないかトライしてみたんですけどダメでした。

先の細いラジオペンチで優しく引っこ抜きます。

 

 

抜けました。

手こずらせやがって。

 

 

逆の手順で交換したいボタンを組み付けていきます。

 

 

あとは前面の外装に組み付けて…

 

 

ケーブルを戻して...

 

 

バッテリーを戻して...

 

 

全部戻して完成です。

どうでしょう。もはや以前の面影はありません。

 

 

…正直思ってたよりかっこよく無いです。

というかかっこ悪いです。

 

オレンジ色の主張が激しすぎる気がします。

こういうカラーリングのユニフォームのサッカーチームがありそうです。

 

あまりにも色彩センスがなくて凹みます。

学生時代の美術の成績は決して悪くなかったはずです。

 

気に入らないので作り直します。

 

 

作り直しました。

 

やっぱり白です。

何色にも染まらない純真無垢の白色です。

最初からこうしておけば良かったのです。

オレンジ色のような奇抜な色をコーディネートするのは僕にはまだ早かったみたいです。

 

ちなみに白い小型犬の名前にビアンカとかブランカってつける人がいますが、あれはイタリア語で白って意味だからだそうです。

聞いた話なので嘘かホントかはわかりません。

 

ボタンは結局オリジナルのものをそのまま使用しました。

 

というわけでハードの色替えが完了しました。

 

・ソフト面の色替え

 ここで終わりにしてもいいのですが、このプロコンをSwitchに繋いでも画面に表示されるアイコンはオリジナルの黒色のままです。

別に問題はないのですが、せっかく苦労して色を変えたのでアイコンの色も揃えたいです。

 

何か方法が無いかなぁとネットの海を彷徨っていたらこんなブログがありました。

www.mzyy94.com

 

いやぁ先人の方々は偉大です。

早速色を変えてみます。

 

自分はM1 MacBookでやってみました。

まずはPCとプロコンをBluetoothで接続します。

 

 

ChromeJoy-Con Toolを開くとこんな感じの画面になります。

 

 

左上の「+add」をクリックして表示されるコントローラーを選択し、接続します。

 

 

繋がったらあとは好きにボディやグリップの色を選択します。

 

最後に「Apply」をクリックして、ポップアップでもう一度「Apply」をクリックすれば、選択した色がコントローラーに設定されます。

 

 

PCとの接続を解除して Switchに繋ぐとこの通り。

プロコンのアイコンが白色に変わってます。

 

・終わりに

 というわけでプロコンの色替えでした。

買ったパーツを組み込んで先人が作って下さったツールで設定するだけの特におもしろみも無い内容でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

気が向いたらまたいつか何か書くかもしれません。

金属3Dプリント部品の追加工をしてみた!【JLCPCB 3Dプリントサービス】

 先日LCPCBの3Dプリントサービスで作成した金属パーツの追加工をしてみましたので共有させていただきます!!

 

JLCPCBの3Dプリントサービス↓↓↓

jlcpcb.com

 

前回の記事↓↓↓

hinata13638705.hatenablog.com

 

 

●発注したパーツの観察

 まずは届いたパーツを詳しく見ていきます。

 

・素材について

 現在JLCPCBで利用できる金属素材はステンレスの316Lです。

同じオーステナイト系のステンレスであるSUS304と比べてSUS316はモリブデンが添加されている為、耐食性に優れています。

機械特性や加工難易度はほぼ同じです。

末尾のLは“Low carbon”の意味で炭素量が少ないことを示しています。

ステンレスSUS316とは?その特徴や類似素材との違いを解説 | meviy | ミスミ

 

 また、SUS316Lは金属アレルギーが出にくい事でも知られています。

指輪など、オリジナルアクセサリーの作成に最適かもしれません...!!!

 

・表面の仕上がりについて

 エッジがしっかりと立っており、基本的に造形のクオリティはすごく高いです。

各面を詳しく見ていきます。

底面(Z面)

 底面はとても綺麗に見えます。

一番平面がしっかり出ています。

穴も綺麗に開いてますね!

 

側面(XY面)

 底面の次に凹凸が少ないのは側面です。

よく見ると積層跡が見えますが、概ね綺麗な仕上がりです。

横穴は上部が少し垂れているように見えますが、この程度ならあまり気にならないです。

 

上面(Z面)

 この面が一番凸凹しています。

全体的に梨地のようになっており、まるで鋳物のようです。

よく観察するとエッジ付近が盛り上がり、エッジから遠い部分は凹んでいるように見えます。

 

・寸法公差について

 JLCPCBの公式サイトによるとSLMの造形品の寸法公差は0.2mmまたは0.3%以内となっています。

 

実際に測定すると、1番公差が少ない部分でXY方向は+0.02mmほど太ってます。

 

ほぼ設計通りの値が出ているように見えますが、エッジ部分は場所によっては+0.2mmほど太っていました。

平坦に見えても少し歪んでいるようです。

 

Z方向の公差はもっと大きく、±0.1~0.7mmといった具合です。

 

全体的に太る傾向にあるので、精度が欲しい箇所の設計は各面を-0.1〜-0.2mmくらい細めに調整して、特に気にする部分は最後にヤスリ等で整えると良いかもしれません。

 

●実際に加工してみる

 実際に追加工をしてみました。

今回は公差の事は考えずにそのままの寸法で発注したため、各部の仕上がり寸法が大きかったり小さかったりします。

・ヤスリがけ

直径8mmで発注した円柱が8.02mmと少し大きく仕上がっているため、ベアリングを通すことが出来ません。

これをヤスリで削ってサイズ調整します。

使ったヤスリは模型用スポンジヤスリの#600です。

最近は100円ショップのセリアでも売ってます。

 

写真だとわかりにくいのですが、しばらくヤスリがけをすると梨地の凸部に少し金属光沢が出てきました。

もっと荒い番手から順番に磨いていけば綺麗に光るかもしれません。

 

試しにベアリングを通してみるとすんなりと嵌まりました。

寸法は7.98mmになっていました。

このくらいの径なら公差は考えずにデータを入稿し、届いてからヤスリがけをするだけでも十分のようです。

 

・小径の穴の拡張

φ2〜5くらいの小径の穴は電動ドライバーと金属用のドリルを使って寸法を整えます。

今回使用したのは写真の電動ドライバーと部品を固定できるバイスです。

ステンレスは硬い素材なので、加工の際はバイスでしっかりと固定します。

 

歯が焼き付かないよう、切削油を垂らしながら少しずつ穴を開けていきます。

このくらいなら切削油ではなくクレ556でも大丈夫でしょう。

 

 

 

 

綺麗に開きました。ネジも通ったのでバッチリです。

 

ステンレスは一般家庭で加工するには少し大変なので、穴は最初から公差を考慮して大きめに設計するのが良いかもしれません。

 

・大径の穴の拡張

大径穴もやはり少し小さめに仕上がっています。

φ16mmの穴がφ15.86mmになっているので拡張していきます。

真ん中の大きな穴にベアリングを嵌めることを目標に加工していきます。

加工のために木材に固定しました。

 

ステンレス対応のたけのこドリルを使用します。

穴あけと同時に面取りもします。

 

加工後は綺麗な金属光沢が見られます。

 

ベアリングもしっかりハマりました。

 

たけのこドリルは油を切らすとすぐに焼き付いてなまくらになってしまうので、常に油を差しながら作業します。

・タップ立て

拡張した穴にタップを立てていきます。

下穴径のドリルで穴を拡張し、バイスに部品を固定し、切削油を垂らしながら手でタップを立てていきます。

180°回し90°戻すのを繰り返しながらねじ込んでいきます。

 

今回はM3とM4のタップを立ててみました。

ステンレスは硬い素材ですが、意外とすんなりタップを立てることが出来ました。

 

●まとめ

まとめです。

入稿したデータと比べると全体的に太って仕上がるため、精度の求められる部分は追加工が必要になる事がわかりました。

特にネジ穴などは追加工ありきで考えたほうが良さそうです。

 

とはいえ、ステンレスの加工はアルミとは違い切削油が必要になるなど若干ハードルが高いのも確かです。

穴の直径などは最初から0.2mmほど大きめに設計すると良いかもしれません。

 

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